わたしのせかい

わたしのメモ的感覚日記

中国のマザーテレサ雷鋒と日常のこと

最近大連も零下は少なくなっていて、あたたかくなってきました☆
だんだんと岩肌のみえた山々が緑になってくるときが近づいてきました☆
5月くらいには緑が育ってきます☆観光は5月〜10月がおすすめ!!

大連に住んで1年日本であまりみない日常なはなしから☆

息子たちは、日本人学校やインターナショナルスクールなどに行かず、そのまま現地の幼稚園へ入っています☆
中国語しかしゃべれない先生や友達の中にいますが、どんどん中国語と英語が上達しているのをみて、親としてとてもその成長がうれしいです☆

すごい下品な言葉も覚えてきますが(笑)

まずここの幼稚園に入って、驚いたのが、本当に子供が大好き!っていう先生達ばかりで、園長先生(女性)も警備員のおじさんも、給食のおばさんも、みんな直接一緒に保育にかかわります。

わたしの印象は園長先生っていう役は、いつも教室に顔を出す印象はではなく、保育にはあまりかかわらない印象をもっていたのですが、ここはみんなみんなで保育をします。

中国では、子供は国の宝という思想が根強いらしく、街中でも宝物という意味の『(宝宝)ぼぅぼぅ』とか、『宝貝(ぼぅべい)』って呼ばれます。
ほかには、小さなお友達という意味の『小朋友(しょうぽんよぅ)』

両親もほかの子供と同じように自分の子を『宝宝(ぼぅぼぅ)』とか『宝貝(ぼぅべい)』と、呼びます。

ちなみに、うちの子達は、担当の先生2人から『大宝(だーぼぅ)、小宝(しょうぼぅ)』呼ばれています(笑)

中国の人たちは本当に、子供を大切に思っているのがここに住んでよくわかりました。

ここの幼稚園は、食事は、3食!教育にも力をいれているようです☆

英語の時間は外国人の先生☆リトミックもしています。大きな声で発音できるとシールをおでこか手の甲に貼ってもらって帰ってきます☆

月曜日は囲碁の時間もあって、囲碁の先生が来て教えてくれます☆

お昼寝のときは、先生も疲れてたら一緒に寝るときもあるそう☆

先生がお菓子を持ってきてみんなにくれるときもあり、なんか楽しそうです☆



中国で暮らしてまた思ったのが、動物が自立している!!!!ということ(笑)

こちらの道路は、歩行者の信号が重要視されません。

びゅんびゅん通る車と車の間を、命がけで(!)道路を渡ることがほとんど。

こっちの猫ちゃん、ワンちゃんたちは、自分で気をつけて渡る子が多いこと!!

車をうまく交わしながら!!

すごいなーと、見かけるたびに思うのです。


またすごいなと思ったのが、中国では免許がなくても商売を始める人が多いってこと。

好きだからやる っていう、その純粋さがわたしは大好きです。

免許がなくては何もできないんじゃなくて、やりたいからやる それだけで行動できるってすごくすてきだと思います。

だから、街で、はさみと椅子だけ持って、路面で散髪してくれるおじさんがいたり、椅子だけ持っているおじさんは、マッサージを路面でしてくれたり、修理する人も経験があれば自分で極小の小屋を作って路面で店をやっちゃう人もいれば、小さな板に○○の修理承りますと書いてあるのを持って、路面に座っていたり。

実際にうちの店でも路面に座っている修理工の人に声をかけて、やってもらった部分もあるのです☆

そうして生きている人たちから私は、何でもできるよっていう勇気と元気を、見かけるたびもらっている感じです☆


少し前の新聞で見た記事では、プロでも直せないものを何でも直す人の記事が載っていました。

その人は、機械をいじるのが大好きで、いじるうちに仕組みがどんどんわかるようになり、なんでも修理できるようになり、免許もないけど、修理の仕事をすることにしたそうです。
修理のプロがあきらめた機械の修理を、かんたんに直してしまうことで記事に載っていました。

やりたいからただやる

わくわくに従うってことは、すごくサポートされ、また全体をサポートしている状態であって。
わくわくしているということは、無条件の愛だって感じています!!



そう!最近は、中国では【雷鋒(レイフォン)】が熱いです!!!

そう!雷鋒ウィークです☆

【雷鋒(レイフォン)】は、中国のマザーテレサという感じでしょうか。

あらゆるメディアは雷鋒の話、雷鋒を見習うボランティアをしている人たちを連日取り上げています。ラジオも雷鋒!雷鋒の歌もかかります。

解放軍に拾われ育てられた雷鋒は、立派に育ててくれた解放軍へのおかえしに大きくなったら人のためになるようなことをしたいと思い、奉仕活動をします。
彼の人生は非常に短く、22歳という若さでしたが、亡くなった今でも解放軍の「人民のために誠心誠意奉仕する手本」として模範兵士とされています。

彼から刺激を受け、ボランティアをはじめた人はとても多いみたいです。

今日テレビでみた人は、両足がない人が38年間、孤児院へ通いボランティアをするというものでした。

両手に小さな椅子を持ってそれで歩き、階段を上り、自分の力で孤児院へ向かいます。

彼女は、最初孤児院のボランティアを志願したとき、足が無いため断られたそうですが、次の日、今朝は山から自らの力だけで来たと伝え、その熱い気持ちが伝わりボランティアとして孤児院で働くことになりました。
彼女の働きぶりは、周りから関心されるほどで、孤児院側は彼女を社員として採用しようとしましたが、彼女はそれを断り、ボランティアを続けているそうです。
彼女のお子さんも2人も養子だそうです。その子たちも立派にもう38歳になりました。

そのほか、中国で悪性リンパ腫の手術を受けお金に困った外国人の方が、その病院からの援助とホットラインからの寄付を受け、何かおかえしができないかと、無償で英語の教師を続けている外国人の方もいました。

今、特に一般の学校でも、ボランティア活動をやっているところも多いようです☆

中国には『習雷鋒(レイ・フォンに学べ)』という毛沢東からのスローガンもあります。

そして中国にはとてもパワフルなホットラインがあります。病院の費用や学校に行きたいけどいけないなど、金銭的に困ったことがあれば取材を受けたりし、寄付を受けることができます。毎日そのホットラインのテレビがやっています。
中国の南の方の学校は、山の上から危険にロープで降り、命がけの通学もありそこに寄付で橋をかけたり、新しい文房具とあたたかい給食を受けることができたり。
みんなで力を合わせると強いんだなぁ!って感じています。

『習雷鋒』わたしも、何かやってみよう!って心を奮わせてもらえた最近でした☆